お客様は店じゃなく『人』についている

サービス業を失敗する経営者のほとんどが、お客様は店に来ているもんだと勘違いしている。

たしかに「近いから」「安いから」という来店理由もあるけど、そういった理由で来店しているお客様は元々、固定という概念のない方が多い為、その時々で出来るだけ安いお店や流行りの店へと流れていってしまうもの。実際には、お店のファンという人で長く来店される方はいないのである。
だから、価格戦争が起こってもビクともせず生き残る店というのは、『従業員がお客様を大事にしている店』『お客様が技術者に信頼を寄せている店』だ。
その背景には、まず経営者が従業員を大事にするということが大前提である。

多くのお客様が「この人がいるから」と信頼を寄せて来店してくださっているということをまったく気付かずに、従業員が辞めてから、「客が減った」だの何だの騒ぎ立てる経営者のほとんどが「経営」「サービス業」というものを全くもって理解していない。

働いている人が辞めるとその人についているお客様が減少するのは当然のことで、誰のせいでもない。強いて言えばマネージメント出来ていない無能な経営者、もしくは幹部・店長の責任なのだ。

数字を見るだけが経営することならば、中学生にだってできてしまう、経営というのは全てのマネージメント業であるから、最低限これだけやっておけばというようなことはない。

美容関係の仕事に限らず、例えば「取引先」「従業員」「生産、技術」で運営が回っている会社ならば、ぞれぞれの所から数人をヘッドハンティングし、横にスライドするだけで、簡単に「独立」が成り立ってしまうのは、『顧客は人についているから』これは、独立方法の中で一番ポピュラーな方法だけれど、これを禁止している会社も残念ながら多くある。

このような話を耳にすると、功績を残してくれた者に対して何かひとつ後押ししてやれないもんかぁと残念に思いますね。

教育していく上で、従業員が独立していくことは非常に喜ばしいもので、店の立場としては「支援」か「協力」しか選択肢はないのである。
『対立』なんて無駄ことは一切やってはいけない。そんなことに神経を使ってる暇があったら、お客様に対してより良いサービスを提供できるように汗をかいてほしいものである。


                                         総務




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